こんにちは、わさとしです。
今日は、いつもブログを読んでくださっている
マッキーさんにお会いして、レッスンをしてきました!
マッキーさんは、10年くらい前に
ジストニアを発症してギターが弾けなくなり、
しばらく辞めてしまっていたそうなんですが…
久しぶりに好きなバンドのライブを見て、
2年ほど前からギターを再開。
1年間、ゆっくり指を動かすリハビリをして、
大変な思いを続けてきてましたが、
「それでもギターが上手くなりたい!」と
僕に声をかけてくださった努力の人です。
絶対に上手くなって、
その努力が報われてほしいですね!!
そんなマッキーさんから、
「インサイドピッキングが苦手で…」
という相談をいただきました。
インサイドピッキングといえば、
僕も上達するまでに
一番時間がかかったテクニックでした(^^;)
この記事では、
そんなマッキーさんの相談にお応えして
- どうしてインサイドピッキングが難しいのか?
- インサイドピッキングを攻略するための練習方法とは?
この2つについて解説していきたいと思います!
インサイドピッキングが難しい理由
多くの人が苦戦している
「インサイドピッキング」ですが、
なんでそんなに難しいんでしょうか?
それには大きな理由があります。
インサイドピッキングとアウトサイドピッキング
まず、インサイドピッキングとアウトサイドピッキングについて
簡単に説明しますね。
- インサイドピッキング
- アウトサイドピッキング
この2つは、どっちも
「違う弦に移動して弾くときの、弾き方の名前」です。
例えば、2本の弦があって、
「上の弦→下の弦」の順番で
弾くフレーズがあったとします。
『上の弦をダウンピッキング→下の弦をアップピッキング』
これがアウトサイドピッキングです。
図でいうと、青い部分でピックを動かせます。
逆に、
『上の弦をアップピッキング→下の弦をダウンピッキング』
これがインサイドピッキングです。
図でいうと、赤い部分でピックを動かせます。
インサイドピッキングが難しいのは「ピッキングの幅」に制限があるから!
じゃあ、なんでインサイドピッキングが
難しいのかっていうと…
上の図を見てもらうと分かるとおり、
アウトサイドピッキングは
これだけ広いスペースを自由に使っていいので、
ピッキングの幅に制限がないんです。
極端な話、崩れたフォームだとしても
割と弾けちゃうように元々できてるのが
アウトサイドピッキングです。
ピックの振り幅が大きい人・小さい人
個人差があってもみんな弾けちゃう傾向があります。
逆に、インサイドピッキングは
2本の弦の幅の中でピッキングできないといけません。
ピッキングの幅に制限があるんです。
どんな人でも同じように
同じ振れ幅でピッキングする必要があります。
個人差があると弾けないのが
インサイドピッキングです。
だからインサイドピッキングって
難しいんですよね(^^;
でも、大丈夫です!
これからインサイドピッキング攻略のコツと、
具体的な練習方法について解説します。
インサイドピッキングはこうやって攻略する!
それでは、インサイドピッキングの攻略法について
解説していきましょう!
インサイドピッキング攻略3つのポイント「距離感・軌道・先回り」
インサイドピッキングに苦戦している人に
共通している3つのポイントがあります。
- 距離感
- 軌道
- 先回り
この3つができていると、
インサイドピッキングは一気に上手くなります!
距離感=「次の弦どこよ?」の感覚
インサイドピッキングもアウトサイドピッキングも
どっちも「今弾いている弦とは違う弦を弾くための方法」ですよね。
ということは、
次の弦がどこにあるのかを感覚で分かってないと
どこを弾いたらいいのか分かりません(笑)
アウトサイドピッキングだと、
次に弾く弦がどこか、なんとなく分かってれば
勝手に当たってくれるピッキング方法なんですが、
インサイドピッキングの方が
しっかり正確に弦の位置を知っておく必要があります。
なので、必要なのは
「次に弾く弦がどこなのか正確に知れる練習法」
ってことになりますね。
軌道=狙ってない弦はしっかり「避ける」ピッキング
弦の位置が正確に分かったら、
次はピッキングの軌道です!
アウトサイドピッキングだと、
大振りでも他の弦を避けやすいんですが…
インサイドピッキングは、
大振りすると他の弦にごっそり当たって、
雑音だらけになります(笑)
あと、空振りすることもあります(笑)
狙った弦だけしっかり当てて、
他の弦はしっかり避ける。
こんな練習ができたらいいわけです。
先回り=次の弦を弾く「準備」ができていること
インサイドピッキングをマスターするには、
次に弾く弦が分かって、
狙った弦だけ弾けるような軌道が欲しい。
この正確性を高くするためのコツがあります。
次の弦に「先回り」することです。
インサイドピッキングでつまずく人は、
最初の弦を弾いたあとで
次の弦を弾く準備ができてないことが
かな〜り多いです!
最初の弦を弾いたあとで、次の弦を弾く準備。
これが完璧にできていれば、
インサイドピッキングは楽に攻略できます(^ ^)
まとめると、
インサイドピッキング攻略のポイントは、この3つです!
- 距離感:「次の弦どこよ?」の感覚
- 軌道:狙った弦以外は避ける
- 先回り:弾いた瞬間、次の弦を弾く準備をする
インサイドピッキング攻略のための練習法がこれ!
それでは最後に、インサイドピッキング攻略の
具体的な練習方法について解説します!
その練習方法がこれ
↓↓↓
テンポは80BPMで練習しています。
この練習では、
ド(3弦5フレット)をダウンピッキング
レ(3弦7フレット)をアップピッキング
ミ(2弦5フレット)をダウンピッキング
この3つの音を、ドレミレ ドレミレ ドレミレ…
と、ひたすら繰り返しています。
ポイントは、大きく2つ。
- オルタネイトピッキングで練習すると、「レ」と「ミ」の間が、必ずインサイドピッキングになる
- チェンジアップという練習方法で、4分→8分→3連→16分→6連 とテンポを上げて、リズム感を鍛えられるようにしたこと
正直、16分と6連は鬼畜なので、
最初は弾けなくても全然問題ありません。
じっくり、できるところからやってみましょう。
・・・って、
これだけだと練習をぶん投げただけなので、
これを弾くための超効果的な練習を一緒にお伝えします(^^;)
この記事で一番重要なポイントです。
必ず読み進めていってください!
最強のインサイドピッキング練習法「ピックでミュート」
さっきのチェンジアップ練習だけだと、
インサイドピッキングを攻略できない人が多いと思います。
市販の教則本みたいな感じですよね(^^;)
練習フレーズだけ載せて、
その意味とか解説しないで、
結局弾けないまま終わるっていう…
そんな風にはしたくないので、
もう一つ練習法を紹介します。
この記事で一番大事なポイントです。
ぜひぜひ試してみてください!
↓↓↓
手元アップはこちら
↓↓↓
この練習は「ピックでミュート」という方法です。
(僕が勝手につけました笑)
さっきのチェンジアップ練習と
使っている音は同じです。
ド(3弦5フレット)
レ(3弦7フレット)
ミ(2弦5フレット)
この3つの音を、ドレミレ ドレミレ ドレミレ…
と、ひたすら繰り返しています。
でも、さっきの練習とは
根本的にちがうところがあります。
それが、この手順です!
- 「ド」をダウンピッキングした瞬間、すぐ3弦を下からピックでミュート
- 「レ」をアップピッキングした瞬間、すぐ2弦を上からピックでミュート
- 「ミ」をダウンピッキングした瞬間、すぐ3弦を下からピックでミュート
- 「レ」をアップピッキングした瞬間、すぐ3弦を上からピックでミュート
つまり、
最初の音を弾いたら
次に弾く弦を先に捕まえておく(=先回り)
というのが目的の練習です。
3弦と2弦の「弦1本分の幅」が完璧に分かるようになって
他の弦を避けながら次の弦だけ当てる軌道が身について
先回りするクセをつけることでピッキングの精度が上がる
これだけで一石三鳥の効果があります。
1週間も続けていると、効果が出てきて
最初のチェンジアップ練習がじわじわ上達していきますよ。
インサイドピッキングで困っている人は、
ほぼ間違いなく効果が出るので、
ぜひ試してみてください!
まとめ:インサイドピッキングはたった1つの練習で攻略できる!
今回は、マッキーさんの悩みにお応えして
インサイドピッキングの攻略法についてお話ししてきました。
ポイントをまとめると
- インサイドピッキングが難しいのは、ピッキング幅が制限されてるから
- インサイドピッキング攻略のコツは「距離感」「軌道」「先回り」
- 「ピックでミュート」「チェンジアップ」でインサイドピッキングは攻略できる
特に「ピックでミュート」は、
僕が今まで試してきた中では最強の攻略方法でした。
まだ試したことがない人は、
ぜひとも1週間は挑戦してみてください!
あなたの上達を応援しています(^ ^)