指を速く、スラスラ動かしたい。
難しいフレーズもサラッと弾けるようになりたい。
私たちギタリストなら、誰でも思ったことがあるんじゃないでしょうか。
でも、ギターを使って練習できる時間は限られているし…。
そんなあなたのために、この記事では「ギターを持たずに出来る、指をスラスラ動かすためのオススメ練習法」を紹介していきます。
ギターを弾けない時間も、着実に上手くなるための練習です。
ぜひ覚えていってくださいね。
さっそく練習方法を紹介
今回ご紹介する練習は、こんな練習方法です。
手順を言葉にすると、こんな感じです。
- 人差し指と親指を合わせる
- 人差し指を離して、すぐ親指にくっつける
- 10秒繰り返す
- 中指、薬指、小指でもやる
なぜこの練習がギターに有効なのか?
これは、リハビリやスポーツの分野でよく知られている「対立運動」というものを使った練習です。
例えば、ゴルフのグリップを握るとき、対立運動を利用すると安定すると言われています。
親指には「対立運動」という機能があります。親指の腹とほかの指の腹をつける運動で、指に対角線状の力が加わることで、パワーを分散し、棒状の物体を握りやすくするという動きです。
https://lesson.golfdigest.co.jp/lesson/plusone/article/133725/1/
実は、ギターで運指をするときも同じなんです。
親指の使い方を少し変えるだけで、劇的に弾きやすくなる、なんてこともあります。
たとえば小指が動かしにくいと思ったら、親指と小指をくっつける/離すという運動をします。
そうすると、小指に力が入りやすい動きをクセ付けることができます。
つまり小指が楽に動かせるので、運指も楽になるんです!
左手がなかなかスムーズに動いてくれない…という方は、まずこの練習を1週間続けてみてください。
気づいたら、
「あれ、なんか指が動くぞ!?」
という状態になっているかもしれませんよ(^^)
こういうトレーニングネタは非常に参考になります。
さて、動画(Youtubeのほう)を拝見しますと
各指の「腹」同士をくっつけているようですが、指の「先端」同士の方が効果的かと思っております。
あえて指の「腹」同士とする理由があればご教示いただけますでしょうか?
ご質問ありがとうございます!
先端同士よりも腹同士をくっつけているのは明確な狙いがあります。
その方がMP関節を重点的に鍛えられるためです。
このような練習動画を参考にされる方は、特にギターを始めたばかりだったり、指をしっかり動かすことに慣れてない方が多いと思います。
そういった方は、第1関節や第2関節よりも、MP関節を意識するのが優先だと考えています。
コード練習などで指の先端を意識する機会は自然と出てくるので、意識しづらいことほど基礎練として積み上げておいた方が後々の成長に効いてくる、という方針です!