こんにちは、わさとしです。
この前、あるギター初心者さんの演奏フォームを見ていて、
「あ、このまま練習すると怪我しそう…」
とすぐに思いました。
なぜかというと、その人は、自分に合ったフォームで演奏していなかったんです。
今回は、自分に合ったフォームってどんなものか?
フォームが合っていないってどういうことか?
ということについてお話ししていきたいと思います。
Fが鳴らないNさんのフォーム
今回の記事でお話するのは、ギター初心者(ドラムはバリバリ)のNさん。
ギターはかじったことがある程度で、パワーコードを弾きながら、大学時代には遊びでサークルのライブにも出たことがあるくらいの感じです。
彼女のフォームがこちら。
中指と薬指が反っていて、小指が第1間接だけ曲がって、第2関節はまっすぐ…
すごく必要以上の力が入っているように感じます(^^;
・・・そこで、Nさんには「あること」をしてもらって、ちょっとフォームを修正してもらいました。
で、修正後のフォームがこちら。
どうでしょう?
指の折り方が、さっきよりも自然になっているように見えませんか?
Nさん本人は、
「さっきよりも力が入る感じがする!」という感想をくれました^^
(どう見てもこっちの方が無駄のないフォームしてますからね笑)
さて、この2つのフォーム、一体何が違っているのでしょうか??
2つのフォームの違いは?
さてさて、この2つのフォーム、
一体どこがどう違うんでしょうか?
(写真の角度が一緒じゃなくてすみません…汗)
2枚並べてみると、けっこう分かりやすいかもしれませんね。
正解は、「手のひらの位置」です。
修正前は手のひらがネックから離れていたんですが、修正後は手のひらの小指側の付け根、いわゆる「手刀部分」がネックにくっついています。
上から見た比較画像はこんな感じ
↓↓↓
意識してもらったのは、主に2つです。
- 「え、こんなに!?」というくらい、指の側面を使って押さえる
- それに伴って親指の位置が下がる
指の側面を使って押さえることで、Nさんは前よりも力を入れやすい、自然なフォームでFを押さえることができるようになりました^^
ちょっと中指で押さえている部分がビビりますが、それ指先と爪の長さのバランスの問題なので、爪を切ったり指の皮がちょっと厚くなれば全く問題なし。
いいフォームになりましたね!
ここで注意していただきたいのが、
これはNさんが、「斜めに構えた方が弾きやすい体の構造をしてる」からこのフォームが良いのであって、違う構え方の方が合っている人もいる場合もある、ということです。
人間には、体の使い方が4タイプあって、ギターならそれぞれ適した弾き方が違います。
今回、Nさんのフォームを修正したのも、この理論に基づいているんです。
気になる方は、「4スタンス理論」で検索してみてください。
※と言っても、ギターに関する情報がほとんどなくて残念ですが…(^^;
この画像のように、人間には「パワーライン」というものがありまして、それぞれのタイプによって、どのパワーラインを基準にして運動したら良いのかが違ってくるんですね。
今回のNさんが、かなり斜め向きに手を使ってFを押さえるのが楽だったのは、Nさんが「B2タイプ」だったからなんです。
もしあなたが、「練習はかなりしてるつもりなんだけど、それに見合うだけ上手くなってないんだよな…」と思うことがあるなら…
もしかすると、今の体の使い方が自分に合っていないのかもしれません(^^;
ぜひ、「4スタンス理論」について調べてみて、自分に合った体の使い方をマスターしてみましょう!
これについてはまた記事を書くかもしれませんので、お楽しみに^^