こんにちは!
この記事を見にきてくれて
ありがとうございます。
ここにたどり着いたということは、
「ギターを弾いていると
ピックがだんだんずれてくる…」
とか
「ピック吹っ飛んだ…」
みたいなことで
お悩みなのではないでしょうか?
僕もギターを始めてから
2ヶ月くらい、
コード弾きすら全然まともに
できませんでした。
どのくらいひどかったかというと
パワーコードを弾いているだけで
1分も持たずにピックを
吹っ飛ばしてしまっていました。
「コードすら弾けないギター」
なんて、本当にバンドにとって
ただのお荷物でしかなかっただろうな…
本当に悔しかったです。
そんな僕ですが、なんだかんだ
コード弾きも上達していきました。
それはなぜかというと、
「ピックの動き」を
注意深く観察したからです。
今回は、そんな
「ピックの動き」についてのお話です。
このお話を理解することで、
これまでピックがずれまくっていた人は
コードが驚くほど簡単に
弾けるようになるはずです!
最後まで読んでみてくださいね!!
検証:ストロークをスロー再生してみた
僕がピックの動きを意識した時に
始めたことがあります。
それは、
「じっっっくり観察すること」です。
「じっくり」だと足りません。笑
ちょっとこの動画を見てください。
僕がコードを弾いている動画を
スロー再生したものです。
これもそう。
これは、速いストロークをしている時です。
速いフレーズを弾いている分、
動きは小さくなっていますが、
基本的な動きは同じです。
この2つ動画には、
共通していることがあります。
それは、
「ピックが弦に負けている」
ということです。
どちらの動画でも、
ピックが弦に当たった瞬間、
ピックと指の間には
隙間ができています。
この隙間ができるように
指の力をコントロールするのが
ピックをずらさないポイントです。
ストロークが速くなればなるほど
ピックが弦に引っかかって
どんどんピックがずれてしまいます。
でも、しっかりとピックが
弦に「負ける」ことができれば、
どんなに速いストロークでも
ピックはずれにくくなります。
ピックが弦に負ける時の動きを学ぼう!
スロー再生の動画、
どうでしたか?
こういう動画を上げてる人って
なかなかいないんですよね…
弾ける人と弾けない人の違いって
スロー再生して比較すると
丸見えになったりします。
覚えておくと良いかもしれませんね!
それでは、
「ピックが弦に負ける」とは
一体どういうことなのでしょうか?
解説していきたいと思います!
ピックが弦に負けるってどういうこと?
とは言っても、
ネッコ
と思っている人もいますよね。(^ ^;
「ピックが弦に負ける」とは、
ピックを持つ親指と人差し指のうち
片方が「面」でピックと触れていて
もう片方が「線」でピックと触れている
という状態です。
ネッコ
言葉だけだと難しいですよね…(笑)
もう少し分かりやすく、
図を使って説明します!!
ダウンストロークのピックの動き
コードを弾くとき、
ピックをしっかり握ってしまうと
弦に負けることができません。
ピックをしっかり握っている
というのは、
どんな状態でしょうか?
ピックを支えているのは、
「親指の腹」
「人差し指の側面」
この2つです。
ピックが弦に当たった瞬間、
親指と人差し指の両方が
面でピックと触れていると、
ピックは弦に負けられません。
ピックがずれたり、
吹っ飛んだりしてしまいます。
ダウンストロークで
ピックが弦に当たる瞬間、
親指は「面」で
ピックを支えていますが、
人差し指は
ピックのお尻の部分を
「線」で支えています。
この動きができてくると、
ピックはうまいこと
弦に負けてくれます。
アップストロークのピックの動き
アップストロークで
ピックが弦に当たる瞬間、
人差し指は「面」で
ピックを支えていますが、
親指は
ピックのお尻の部分を
「線」で支えています。
この動きができてくると、
ピックはうまいこと
弦に負けてくれます。
ピックは弦に「浅く当てる」
ピックが弦に負けてくれるために
大切なもう一つのこと。
それは、
ピックを「浅く当てる」
ということです。
ピックを弦に深くあてると、
ピックが弦に触れている時間が
長くなります。
すると、ピックがその弦を通過するのに
たくさん抵抗を受けてしまいます。
これだと、弦から受ける抵抗が大きすぎて
ピックがどんどんずれたり、
吹っ飛んだりしてしまいます。
ピックを弦に浅くあてると、
ピックが弦に触れている時間が
短くなります。
すると、弦から受ける抵抗は
小さくて済むようになります。
上の図で比べると、
赤い線の長さが半分で済むので、
受ける抵抗は半分になりますね!
ピックを浅く当てて、
弦から受ける抵抗を
うまいこと減らしてあげましょう!
ピックがずれないためのオススメ練習法!
ここまで、
- ピックが弦に当たる時は、指の「面と線」で支える
- ピックを浅く持って、弦からの抵抗を小さくする
ということについて
お話してきましたね。
それでは最後に、
ピックがずれににくくなる
オススメの練習方法を紹介します!
それが、こちら。
「ネック弾き練習法」です!
ポイントは、次の2つです。
ポイント1:手首の位置を動かさない
右手の付け根を、
弦の上に置いてミュートします。
そうすることで、
きちんと回転運動を使えないと
ギターが弾けない状態を
無理やり作ってしまうことができます。
(回転運動について詳しく知りたい人はこちら)
ポイント2:必ずネックの上を弾く
普段弾いているような、
ピックアップの上あたりを弾くと
知らないうちに、ピックを弦に対して
深く当てている時があります。
なぜかというと、
ピックアップと弦の間は
けっこう大きな隙間があるからです。
でも、ネックの上を弾くとどうでしょう?
ネックと弦の間はとても小さくて、
ピックアップと弦の間と比べると
2倍くらい狭い隙間しかありません。
なので、ネックの上を弾くと
どう頑張ってもピックは
浅くしか当てられないんです。
ピックのずれが気になる人は、
普段の練習の合間に
この「ネック弾き」を取り入れてみて下さい。
「ネック弾き」は
自分のフォームを矯正するための方法です。
この時に、
「面と線」で弾けているかということも
あわせて確認しておきましょう。
普段の練習で、
「今日はなんかよく引っかかるな」
と思った時ほど、
ネック弾きを5分くらいやってから
いつもの練習に戻ると、あら不思議。
ネック弾きをする前より
スルスルと弾けるようになっちゃいます。
ぜひ試してみて下さい!
まとめ:ポイントを抑えたら、ピックはずれない!
この記事では、
- ピックの動きをじっっっくり観察することが重要
- ピックが弦に「負ける」ことを身につけよう
- 「面と線」で弦の衝撃を逃がそう
- ピックは弦に「浅く」当てよう
- 「ネック弾き」を練習に取り入れよう
ということについてお話してきました。
あなたがピックのずれに悩んでいるのなら、
この記事の内容を実践するだけで
見違えるように楽にギターを弾けるはずです。
ぜひお試しあれ!!
それでは、最後まで読んでくれて
ありがとうございました!!
こんにちは、ネック弾きの時弦の上に手の付け根を固定しているのですが、アップの時だけ1弦がなってしまいます。
完全にミュートするようにすべきでしょうか?
完全にミュートできなくて大丈夫です!
あくまでも「ピックが弦に負ける」感覚をつけるためのものなので。
(もし気になったら、左手で1弦をミュートすると、左手の練習にもなります)
ネック弾きやって下さってるんですね!
僕自身が試して効果があった方法なので、ぜひ続けてみてください。
応援しています(^^)
お返事ありがとうございます!!
ネック弾きを練習して5日経ちました。
ダウンは面と線で支えられるのですが、アップが難しいです。
ピックの先を当てたいのに、先端が弦に当る度にネックかブリッジ方向に回るように動いていくので次第にピック側面が弦に当たります。
そうなれば、面と線で支えられなくなりますし、先端を当てようと力むと親指も人差し指も面で支える事になるので衝撃が逃げてくれません。((´;ω;`))
ページ真ん中あたりの動く画像でネック弾きが見られますが、それを見本に必要最低限の力でピック先端があたるように練習してみます。
あと、ミュートは自然とできるようになっていました。
これも力まないで弦に乗せてる程度でやっています。
こちらこそ、お返事ありがとうございます!
もう5日も続けて下さってたんですか!
ミュートの方でも上達がみられて何よりです。
その継続力は、必ずこれからも役立つと思うので、ぜひ今後も持ち続けてくださいね。^^
>ピックの先を当てたいのに、先端が弦に当る度にネックかブリッジ方向に回るように動いていくので次第にピック側面が弦に当たります。
練習していると、こうなっちゃうことがありますよね(^^;
実は、「ピックが傾く」というのは自然なことで、ギターを弾ける人は無意識にズレを直してます。
参考までに、僕はダウンとアップでそれぞれ逆側の側面が当たるように弾いています。
↑このような細かいところはブログだけだと説明しにくい部分もあって、もし良ければLINEから個別に質問くださっても大丈夫です。
動画を交えて説明できることもあると思いますし、これまでに相談者さんのお悩みを聞いてブログ記事にしたりしています。
https://line.me/R/ti/p/%40ozc8048n
(普段は仕事をしているのですぐにはお返事できないかもしれませんが、当日〜翌日までには必ず何らかお返事します!)
それでは、引き続きがんばって下さいね。
応援しています!!